有酸素運動と無酸素運動をかけ合わせた運動の【HIIT】
この【HIIT】は、短時間でハードな運動ができて、脂肪燃焼効果が高く、非常にダイエットに適した運動です。
⇒【HIITの基本的な効果・やり方についてはコチラ!】
実は、HIITはダイエットのみならず【アンチエイジング効果】もあると話題になっています。
ダイエット効果もあって、アンチエイジング効果もあるのなら、女性はやらない手はないと思います!
そこで本記事では、【HIITがアンチエイジング効果が高い理由】と【HIITの基本的なやり方】についてご紹介していきます。
HIITがアンチエイジング効果が高い理由について
HIITがアンチエイジング効果が高い理由を【3つ】ご紹介していきたいと思います。
細胞内のミトコンドリアの量・質が向上する
1つ目の理由は【ミトコンドリアの量・質が向上する】です。
ミトコンドリアは人間の筋細胞内に存在しており、人が活動するためのエネルギーを作り出す役割を担っています。
このミトコンドリアの量・質は、年齢を重ねるごとに低下していきます。
ミトコンドリアの量が減ると【最大酸素摂取量】が低下し、基礎体力が落ちてしまいます。
例を挙げると、電車に乗り込むために少し走っただけで息切れを起こしたりするのも、最大酸素摂取量の低下が原因です。
もう一方の【質】が低下するとどうなるのかというと、細胞を傷つける【活性酸素】を大量に生み出し、老化を早め、生活習慣病を引き起こす原因になります。
ミトコンドリアの質・量を改善するのに、【HIITがとても効果的】なのです。
「どのように効果的なのか?」ということを簡単に説明していきます。
HIITには、無酸素運動(筋トレ)の要素が含まれているので、習慣的に行なっているうちに筋肉量が増加していきます。
その結果、筋細胞に取り込める・貯蔵できるミトコンドリアの量が増加します。
さらに、有酸素運動の要素も含まれているので、ミトコンドリアの活動を刺激し、ミトコンドリアの質を常にフレッシュに保つことができます。
そうすると、【体力の低下と活性酸素の生成を防ぐ】ことができるので、若々しい体をキープできる、というわけです。
これが、HIITがアンチエイジングに効果的であるといえる1つ目の理由です。
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遺伝子情報にまでプラスに働く
2つ目の理由は【遺伝子情報にまで+に働く】です。
私達の体を構成する細胞には、各個人に固有の遺伝子情報が格納された物質が存在します。
いわゆる【DNA】というものです。
HIITを行うことで、【ミトコンドリアの機能を高めるDNA】や【インスリンシグナルを高めるDNA】の働きが強くなるということが分かっています。
※インスリンシグナル⇒血糖値を下げやすくする働きを持つ
こういったDNAは、人間誰しも持っているのですが、HIITを行うことで【その遺伝子情報を読み取られやすくなる】という研究結果が出ています。
また、HIITのような運動を習慣化することで、糖尿病などの生活習慣病を発症する遺伝子を持っている人でも、発症しづらい体にすることが可能であることも分かっています。
HIITを行うと、生活習慣病を予防することができ、若々しい体を保つことができます。
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下半身の筋肉が強化されて老化を防ぐ
3つ目の理由は【下半身の筋肉が強化されて老化を防ぐ】です。
人間の体の中でも大きな筋肉である【大腿四頭筋(太もも)】や【ハムストリング(裏もも)】は加齢に伴い、日に日に萎縮していきます。
運動習慣の無い方だと、その萎縮スピードは早くなります。
これらの筋肉が萎縮すると、歩くスピードが低下したり(敏捷性の低下)、筋肉が落ちることで基礎代謝が落ちて、太りやすい体になるといったデメリットがあります。
「私は日常的に歩くように心がけているから平気!」と思っている方もいると思いますが、その考えは危険です。
歩くという運動で鍛えられる筋肉は【遅筋】という筋肉で、敏捷性にはあまり関係ありません。
年齢を重ねても、素早い動きをしたいのなら【速筋】を鍛える必要があります。
その速筋を鍛えるのに、HIITが有効なのです。
HIITは有酸素運動と無酸素運動をかけ合わせたものなので、バランスよく【遅筋と速筋】を鍛えることができます。
HIITを日常的に行うことで、筋肉量を増加・維持し、速筋を鍛えていつまでも若々しい動きを保てるようにしていきましょう!
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HIITの基本的なやり方
HIITの基本的なやり方をご紹介していきたいと思います。
HIITは【20秒全力で運動⇒10秒軽い運動】を順番に繰り返し行うトレーニング方法となります。
セット数は個人の体力に合わせて増減してもらって良いのですが、基本は【30秒を8セット】で【計4分】行うのがおすすめです。
ちなみに【運動】の部分は【何でも良い】です。
基本的なものは【走る】や【エアロバイク】などで行うのがポピュラーです。
なので、例を挙げると【20秒ダッシュ⇒10秒ジョグ】というように行います。
私は、ジムでエアロバイクを使用して行なっています。
HIITを行う際の注意点は、【いきなり追い込みすぎない】ということです。
最初に「やるぞ!」と意気込んで追い込みすぎると、きつすぎて継続することができません。
まずは、HIITを習慣化することが大事なので、適度な負荷で【週2回】を目安に行うようにしていきましょう!
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まとめ
今回は【HIITがアンチエイジングに効果的な理由】と【HIITの基本的なやり方】についてご紹介させて頂きました。
HIITを習慣化し、若々しい体を保てるように頑張っていきましょう!
それでは!!