「つけるだけで腹筋が割れる」
と謳われている【EMS】
巷では「EMSは効果がない」
と噂されているようですが
実際はどうなのでしょうか?
EMSは金額的に安くはないので
【買って効果なし】なんて
悲しいことがないように事前に
情報を仕入れておきたいというのが
皆さんの本音だと思います。
本記事では
【エビデンスに基づいたEMSの効果】
についてご紹介していきます。
EMSとは?
まず、【EMSとは?】ということについて
ご説明していきます。
EMSはなんの略かというと
【エレクトリック・マッスル・スティミュレーション】の略です。
簡単に日本語訳をすると
【電気筋肉刺激】という意味になります。
EMSの基本的な仕組みを説明すると
通常、筋肉は脳からの司令を受けて収縮します。
EMSでは電気刺激を筋細胞に与えて
【収縮を促す】という仕組みです。
次に【エビデンスに基づくEMSの効果】
についてご紹介していきます。
▷有酸素運動は朝、筋トレは夕方に行うのがベストタイミング!その理由について解説!
EMSの効果について
次に【EMSの効果】について
具体的なものを2つご紹介していきます。
電気刺激による筋細胞を刺激し、成長を促す
1つ目の効果は
【電気刺激によって筋肉の成長を促す】です。
このEMSの【電気刺激によって筋肥大をする】
という効果にはエビデンスがしっかりあるのです。
「電気刺激で筋細胞は収縮します。といっても、全ての細胞が縮むわけでない。一部が縮むことで隣接した、縮まなかった筋細胞が引き伸ばされる。そして引き伸ばされたことで、筋細胞を構成するたんぱく質の合成が促される。つまり、収縮した筋細胞ではなく、引き伸ばされた筋細胞が大きくなっていくのです。」
実践女子大学 山田茂教授Tarzan 2018年 740号
このように、EMSは筋肉の収縮を促し
収縮した周囲の【筋肉を引き伸ばす】ことで
筋肥大を起こすという仕組みなのです。
なので、EMSに大切なのは【刺激の強弱】です。
EMSの刺激が強すぎてしまうと
収縮する筋細胞が多くなりすぎてしまい
引き伸ばされる筋細胞は少なくなってしまいます。
そのため「刺激が強ければ良い」という訳ではない。
なので、刺激の調整できないような
EMSはあまりおすすめできないです。
EMSの購入を考えている人は
【刺激の強弱を細かく調整できる】
商品を選ぶのがおすすめです。
▷【筋トレ】カタボリックを防ぐサプリメントとは?おすすめサプリメントを4つ紹介
電気刺激による脂肪分解が行われる
2つ目の効果は
【電気刺激による脂肪分解効果】です。
実践女子大学のスポーツ栄養学研究室の山田茂教授はEMSの脂肪分解効果について以下のように述べている。
「物理的な力によっても脂肪は分解されます。だから、マッサージなどで特定の部分の脂肪を分解してやれば、部分痩せも可能だと思います。電気刺激でも、筋肉の収縮で脂肪も動きますから、分解されるんですね。」
実践女子大学 山田茂教授Tarzan 2018年 740号
また、脂肪燃焼効果の高い
【カフェイン】よりも
EMSの電気刺激の方が脂肪燃焼効果が高いという
研究結果も出ているようです。
光の透過率から脂肪分解度を測定する研究が行われ吸光度が低ければ低いほど脂肪の分解が進んでいるということになるのだが以下のような順で吸光度が低かった。
運動ありカフェインなし
⇓
運動なしカフェインなし
⇓
運動・カフェインなし※運動ありとは電気刺激を指す
引用 『機械的刺激とカフェイン摂取による脂肪分解促進効果』 著 山田茂 他3名
この研究結果について山田教授は以下のように述べています。
「脂肪は機械的刺激に大きな影響を受けることがわかりました。しかも、カフェインでは脂肪が分解されなくても、使われることがなく、また合成されてしまう。しかし、EMSなら、筋肉が使われているので、そのエネルギーとして脂肪も使われていく。つまり、再合成されることが少なくなるわけです。」
実践女子大学 山田茂教授Tarzan 2018年 740号
かんたんにまとめると
【※カフェインで分解された脂肪はエネルギーとして使われないけど、EMSの刺激で分解された脂肪は、EMSでの刺激によって動いている筋肉のエネルギー源として使える】ということです。
※カフェインをとって運動しない場合
このようにEMSの効果には
しっかりとエビデンスがあるのです。
巷で流れている効果がないというのは
【買った商品の性能が悪かった】
というのが原因だと思われます。
⇓文中に出てきた難しい言葉の意味になります。
透過率または透過度とは、光学および分光法において、特定の波長の入射光が試料を通過する割合である。
※Wikipediaより引用吸光度
⇒吸光度とは分光法において、ある物体を光が通った際に強度がどの程度弱まるかを示す無次元量である。
※Wikipediaより引用
▷筋トレ後はお風呂に入ろう!入浴の3つの疲労回復効果と注意点について
EMS+aで更に効果を加速させる
【EMSによる電気刺激の効果の高さ】
についてはここまでの説明で分かって頂けたと思います。
ここでは【EMSに+α】して更に
脂肪燃焼を狙っていく方法についてご紹介していきます。
脂肪燃焼効果の高いHIITを行う
1つ目の方法は
【脂肪燃焼効果の高いHIITを行う】です。
腹筋というのは、人間なら誰しも割れています。
ですが、皮下脂肪が分厚いと
腹筋が隠れてしまい、だらしない見た目に見えてしまうのです。
なので、EMSで腹筋を筋肥大させていくのと
HIITを行って皮下脂肪を削って
腹筋を浮き上がらせるという作業を
同時に行うことで【最短で腹筋を浮かび上がらせる】という作戦です。
【HIIT】というのは
【無酸素運動×有酸素運動】という運動で
2つの運動を短いスパンで行うことで
強い負荷をかけていくという運動です。
HIITのメリットは超短時間で
脂肪燃焼が期待できるという点です。
HIITのやり方や効果については
コチラの記事にまとめてあるので併せてご覧ください。
⇒【HIITのやり方・効果について】
⇒【HIITをやるベストタイミングについて】
カフェインを摂取する
2つ目の方法は
【カフェインを摂取する】です。
運動(EMS)にカフェインをかけ合わせたら
単純に高い効果が得られるというのは
ここまで記事を読んで頂ければ分かることだと思います。
カフェインも多くの研究から
その効果に【エビデンス有り】とされています。
そのため、カフェインは
【効果・安全性の高さ】から
サプリメントなどの効果の高さを判断する
【エビデンスレベル】の最上位である
【エビデンスレベルA】に位置しています。
カフェインの効果について
詳しく知りたい方はコチラの記事を参照してください。
おすすめなEMS3選
次に【おすすめのEMS】を
3つご紹介していきたいと思います。
EMSは【電気刺激の調整の可・不可】や
【刺激のバリエーションの多さ】が重要になってきます。
なので、性能の高さと
評判の高さの2つを兼ね備えたものを
紹介していきたいと思います。
RIZAP 3Dシェイパー
1つ目は【RIZAP 3Dシェイパー】です。
この商品はダイエット業界最大手の
RIZAPが出しているEMSです。
やはり、RIZAPというダイエット業界の
最大手が出している商品ということもあり
信頼度は高いと思います。
また、前述したように電気刺激は
強すぎても弱すぎてもダメで
個人差やレベルによって刺激を
調整できないと高い効果は得られないです。
この【RIZAP 3Dシェイパー】は
様々なモードが搭載されており
自分のレベルに合わせて刺激を変更することができます。
このように個人のレベル感に応じて
刺激を調整できるEMSがおすすめです。
Vアップシェイパー
2つ目は【Vアップシェイパー】です。
芸能人のヒロミさんがプロデュースしている
商品で、販売枚数【75万枚】を記録している
大人気EMSです。
特徴としては
【低周波と中周波】の2種類の刺激から
筋肉を刺激するという点です。
低周波は【インナーマッスル】という
内側の筋肉(体幹とも呼ばれる)を刺激します。
一方の中周波は
目に見える外側の筋肉である
【アウターマッスル】を刺激する効果があります。
中と外からのダブルアプローチで
筋肉を刺激するEMSは
このVアップシェイパーだけなので
気になる方はチェックしてみてください!
SPOPAD
3つ目のEMSは
【SPOPAD スポパッド】です。
スポパッドの特徴は
【電気刺激が15段階調整できる】です。
前述したように、EMSの電気刺激は
強すぎても、弱すぎてもダメで
更に個人差もあるので、調整機能が必須です。
スポパッドのように細かく刺激を
調整できるEMSは初心者〜上級者まで
幅広く対応してくれるので
使い勝手が非常に良いといえるでしょう。
シリーズ累計50万台突破。超薄型コードレスEMSパッド「スポパッド」
まとめ
巷では「EMSは効果がない」と言われていますが、EMSの効果にはしっかりとエビデンスがあります。
正し、運動を全くせずに
食べてばかりいる状態でEMSを使用しても
腹筋への効果は出づらいと思います。
なので、簡単な運動と適切な食事制限を中心に
EMSを使用するのが、1番効果が高い使い方といえるので、注意していきましょう!
それでは!!